810月/060
9・11テロ捏造―日本と世界を騙し続ける独裁国家アメリカ / ★★★☆
ユナイテッド93(United93)を見てちょっと9.11に興味が沸いたので読んでみた。
アメリカの政府はテロのことを知ってて放置していたとかっていう程度の噂は聞いたことがあったけど、こんなにもいろいろな説があったのは全然知らなかったのでとても面白かった。
前半は9.11のおかしな点とその根拠がたくさん書かれていて割とスラスラ読めたんだけど、中盤から後半にかけてだんだんと著者のベンジャミンフルフォードさんのテンションが上がりすぎてる感じになってしまう。
その内容が日本はアメリカの基地移転に金を払うぐらいなら世界の貧困を救うためのでっかい船を作るべきだとか、ブッシュとその仲間は特定の人種だけに作用する生物兵器を作っていて、その対策をたてられそうな生物学者が軒並み殺されてるとか、本当かもしれないけどなんだか偏っている感じの意見なので前半のテロに関する説明の部分に関しても疑問が沸いてしまった。
巻末には、9.11が捏造だという200以上の証拠!というまとめがあるんだけど、つっこみどころが多いのでそこを読むと捏造なのかそうじゃないのかどっちに結論を持っていきたいのかまったくわからなくなるのが面白かった。
個人的にはやっぱおかしいよなーって思う事柄がけっこうあるので、9.11に関してアメリカ政府や一部メディアが公式に発表したことの大半はプロパガンダとして都合のいいように出された情報なんではないかと思っていますが捏造なのかどうかはよくわかんない。っていうか不意打ちにせよ予定調和にせよあれだけの出来事をプロパガンダとして最大限に活用しない手はないなとは思うけど。
今度は9.11陰謀論に対する反論をいろいろ見てみよう。